設立趣旨
21世紀に入りIT技術の革新が起こり、現状ではスマートフォンを中心とする情報端末が日常では欠かせない道具や技術となっています。その一方でIT技術を取り入れる事が出来ずに、埋もれてしまっている優秀な人材や技術・素材が地方で多数見受けられ、技術革新から取り残されている状況があります。
私は幸いにも家族のなかに、もの創りとITのプログラムを専門的に取り扱う環境があり、「もの創り」のインターネットでの発信及び販売を手掛けてまいりました。他方で、私共より優れた技術がありながらも、IT技術の外注や内製化が出来ずにせっかくの「もの創り」が廃れつつある現状が見うけられ、残念に思っておりました。
そこで私たちは市民に向けて、技術・手法・製法・生産・方式といった匠の「もの創り」をITを通じて広く周知を図り、「もの創り」の自立支援や地域活性化問題の解決に貢献したいと考えました。この活動は、「ホームページ作成等のIT技術」の提供と、「廃業や休業をしている業者や個人の匠系技術の掘り起こし」の両面を提供する仕組みを持ち合わせています。将来的にはワークショップ等のイベントを催し、インターネットとリアルを組み合わせて地域の活性化の手助けをしていきたいと考えています。
このような活動を行うに際して、契約や継続性を考えると、法人格が必要となります。当団体は営利を目的としていないので、会社組織は似つかわしくなく、特定非営利活動法人として設立するのが良いとの結論に至りました。
今後私たちは、高齢や資金難などの理由でIT環境の整備が困難な匠系「もの造り」の事業者や個人と、webプログラム作成技術を身に付けたい個人に対して、匠系技術の伝承継承と生産物の宣伝販売する事業と、ECサイト等のwebプログラムを運営するIT事業をマッチングさせる事業活動を行い、「もの創り」の自立支援や地域活性化問題の解決に寄与していきたいと考えています。